成年後見と専門職

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こんにちは~!

「専門職の利権だ」、「使い勝手が悪い」と言われることの多い「成年後見制度」。

今日は、専門職として成年後見業務を日々行っている私の感想をつらつらと書いてみたいと思います!

成年後見人の日々のお仕事などに興味のある方は読んでいってください!

それでは、どうぞ~!

あくまで私の感想を書いていますのでご注意を~

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専門職としての成年後見

成年後見等開始の申立てを家庭裁判所で行うことで、成年後見人等が選任され、成年後見等は開始します。

この申立を以下の人たちが行うことができます。

  • 本人
  • 配偶者
  • 4親等内の親族
  • 成年後見人等
  • 任意後見人
  • 任意後見受任者
  • 成年後見監督人等
  • 市区町村長
  • 検察官

通常は、相続手続きや銀行等での手続きを行う際に、認知症等の関係者がいるために手続きを行うことができず、仕方なく親族が成年後見の申立を行うケースが多いと思います。

しかし、市区町村長が申立人となるケースは違います。

それはどういったケースか

それは、身寄りのない方々対象となっているものです(全部ではないです)。

そもそも配偶者、子どもがいない人

親族はいるが仲違いしている人

私は市区町村長申立ての成年後見人を引き受け、そのような方々と出会いました。

このようなケースは大体困難案件。

財産も少なく、本人周辺の環境が悪いので苦労します。

立て直すために結構な時間と労力を使うのに報酬は少なかったりします(成年後見人の報酬は裁判所が決定します)。

事務所運営のことを考えると、拘束時間や責任に報酬が見合っていないので、成年後見業務を止めた方が良いと判断する人がいることも頷けます。

成年後見人になってくれるような親族(本人のことを大事に思ってくれる人)が身近にいるなら、その親族が成年後見人なった方が良いと思いますが、そのような人がいない場合どうするのか。

専門職が成年後見人になるしかないでしょう。

市区町村のサポートだけでは限界があり、市区町村は成年後見等開始の申立をします。

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なぜ成年後見業務を止めないのか

成年後年業務をやっていると大変なことはたくさんあります。

土日、深夜関係なく入院先から電話があり今から来てほしいといわれたり

本人が亡くなれば成年後見人が火葬をやることも、、、

体力だけでなく、結構神経すり減らします。

それでも司法書士が成年後見業務で頑張っているのにはちゃんとした理由があるのだと思います。

もちろん報酬のためだけのためにやっているという人もいるでしょう。

それも良いと思います。我々も商売ですし。

私が成年後見業務をやりつづけている理由は、報酬ということもありますが

何よりも、凄惨な現場を見たことが一番大きいでしょうか。

あれから数年経っていますが、あの時の光景が未だに目に焼き付いています。

当時は相当ショックを受けました。

それから、そのように助けが必要な人のために司法書士として何かできないかと考え、成年後見業務を積極的に行うことに決めました。

知ってしまったからには、無視はできない

これが私が専門職として成年後見をやる理由です。

カッコイイこと言ってますが、それでも愚痴は出ます(笑)

成年後見業務を始めてから、自分の視野が広がり、様々な人と繋がりができ、仕事も増えてきたように感じます。

新人さんには是非とも成年後見業務をやってみてほしいなと思います。

今日は、これで終わります!

↓成年後見について書いた記事です。

↓成年後見業務を始める前に読みました。成年後見について知りたい人は是非!

↓実務書として参考にしています。

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